やんごとなきパンのみなさま(オテル・ド・カイザー)

 先週末、『ザ・ウィンザーホテル洞爺』のブーランジェリーショップが市内の百貨店に特別に出店していたので覗いてみた。高級レストランなどで利用されているエリック・カイザーの店である。丁度母宅を訪ねる予定があったので、話の種にいくつか買ってみた。ハード系とデニッシュ系を2個ずつ。記念に撮影。
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 食べた印象は……奇をてらっていない感じ。ハチミツとオリーブオイルを練り込んであるというトルコパン(手前の丸いの)は翌日の方がオイルの風味が強く感じた。パン・オ・コンプレ(奥の棒状の)は、時間が経っても表面がカリカリと香ばしい。
 クロワッサンはフィガロ紙で1位になったという有名なクロワッサンだ。自分の中では、いろいろなお店で買うクロワッサンを「パン系」と「ペストリー系」に分けて考えている。トングで挟んだ感触と、表面の層が浮いている様子から「ペストリー系だな」と思って食べてみたら違った。カリッとしているのは外側だけで中身はしっとりしている。断面もバターの染みた層が折り重なっているのではなくイースト発酵の気泡が目立つ「パン系」だ。ショソン・オ・ポム(木の葉型の)はパイ生地の層が薄いのに崩れにくくて食べやすい。
 ハード系、ペストリー系ともに、外側かっちりで中はしっとり・もっちりという自分のパンの理想そのままだ。どちらの生地もほんのり甘い。粉自体の甘みなのかな?高級処のパンなのにツンとしていなくてなぜか親しみやすい。バゲット買わなかったのは失敗だったかも。 
 ザ・ウィンザーホテル洞爺は 1990 年代の終わりに『エイペックスリゾート洞爺』としてスタートしたが、バブル後の道内経済の悪化で経営が思わしくなくなった。ハウステンボス運営に携わった著名なホテルマン窪山哲雄氏を迎え経営再建に取り組んだが、北海道拓殖銀行の破綻を受けて倒産。数年後、セコムをスポンサーとし新たにスタートを切った。倒産時はよく TV ニュースで報じられていたけれど、経営再開のニュースはあまり耳にしなかったように思う。あるいは、リゾートホテルには興味があまりないので関心無かっただけかな?さて、高橋知事がこの洞爺湖ウィンザーホテルを中心としてサミット誘致を行うと表明した。そうなったらこれらのパンが出席者のみなさんに供されるわけですね。サミット、道内経済再興に少しでも貢献するのかなぁ。ホテルの沿革からすると、なんとなくシンボリックな感じがするけれど。サミット誘致と、その土地の経済はあまり関係ないのかな、短期間の事だし。

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『オテル・ド・カイザー』
洞爺湖町清水ザ・ウィンザーホテル洞爺2F
Tel: 0142-73-1111(ホテル代表)
営業時間:am 7:00〜pm 22:00
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やっぱりホテルに行く機会は無さそうだから、デパ地下で買っておいて良かった(^_^;;

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by glitter_in_eyes | 2007-03-13 01:10 | 買って食べる
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