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抹茶フリアン(パティシエ山川)

 母が伯父の家の法事に出席するというので珍しく大阪に行って来た。
 伯父は健啖家ぞろいの母の兄弟の中でもひときわ食べる事・飲む事が好きで、こういうのを“暴飲暴食家”って言うんじゃないかなぁ?なんて考えている。料理も得意で「男子厨房に入らず」世代なのに、奥さんが亡くなってからの毎日の食事はもちろん、おせち料理もひとりで作って、お嫁にいった娘がそれを取りに来る……といった状況らしい。おいしいもの探しも熱心で、例えばチーズなら青カビもウォッシュも「なんでも来い!」のチャレンジャーだ。
 そんな伯父のお薦め『パティシエ山川』の抹茶フリアンを母が買ってきた。
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まず、抹茶の色の深さにビックリ。生地はしっとり感が強く、口溶けと舌触りが柔らかい。動物性脂肪のしつこさは全然感じられないくらい。特別な抹茶を使っているということだけれど、この生地だからこそ抹茶の味を生かしきれるのかもしれないなぁ……なんて(^_^;; いったん冷凍して締めて(?)から食べたら、密な質感がいっそう強調されるかも?と思い、さっそく実行。写真はフリーザーから出したばかりなので、包装のプラスティックが多少曇ってます。
 ネットで調べると、オーナーの山川良廣さんは大きなホテルのデザート部門や神戸アンテノールの立ち上げを任されてきて、その後、初めて開いたのがこのお店ということだ。組織の中で職人として働き続けるということは、独立して店を構えるということとはまた別の苦労があると想う。自分の職場周辺でもよく見かけることだけれど、昇進するにつれて、現場から離れ、人事やマネージメントなどに割かれる時間が多くなる。専門家だったはずなのに何時の間にかゼネラリストとしての力量を求められてしまう。皆、能力のある人だろうからそつなくこなすだろうけれど、満足感や達成感はどうなんだろう?そう感じる一方で、そういった不自由な枠内で創作するのが職人さんなのかなぁ?なんて思ってみたりして。
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『パティシエ山川』
宇治市宇治壱番70番地
Tel: 0774-20-5102
営業時間: am 10:00 − pm 8:00
火・第3水休
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フレッシュケーキも興味あるけど、ウチからは遠すぎるなぁ。。。(^_^;;

by glitter_in_eyes | 2007-03-09 08:45 | もらって食べる
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